「マドリード優勝の不正操作」 CL“幻ゴール”誤審疑惑が海外物議…「ルール違反」と監督激怒

判定を巡り激怒するトーマス・トゥヘル監督【写真:ロイター】

CL準決勝第2戦で誤審疑惑

ドイツ1部バイエルン・ミュンヘンは現地時間5月8日、UEFAチャンピオンズリーグ準決勝第2戦でレアル・マドリードと対戦し、1-2で敗戦。合計スコア3-4でベスト4敗退を喫したなか、後半アディショナルタイムのノーゴール判定が物議に発展し、英メディアは「ゴールが認められず大論争」と見出しを打ち、審判の不手際を伝えている。

問題のシーンは後半アディショナルタイムに起きた。バイエルンDFマタイス・デ・リフトがゴールネットを揺らし、劇的同点弾を決めたかに思えたが、直前のプレーでオフサイドを取られノーゴール判定に。微妙なジャッジに対しVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の介入が望まれた場面だったが、プレーが終わる前に副審がオフサイドのフラッグを上げ、主審が笛を吹いてしまったため、規定によりVARが介入できない形になった。

審判団の不手際により“幻ゴール”となったバイエルン陣営は当然、反発した。英紙「ザ・サン」は「バイエルンのトーマス・トゥヘル監督は、この災難は『ルール違反』だと激怒した」と伝え、コメントを紹介。同監督は「1点取ったのに、ラインズマンとレフェリーの判定が散々だった。最後は裏切られた」と不満の声を伝えている。

(画像は「ESPN」の公式Xより)

このジャッジは世界中で波紋を広げ、記事によるとファンからは「あれはオンサイドだ!! VARがあるのに、なぜ審判はあんなに早く旗を上げるんだ? マドリードの優勝のために不正操作されたUCLがまたひとつ増えた」「バカバカしい!彼らは憤慨して当然だろう」「オフサイドとは思えない」といった非難が噴出したといい、CLファイナリストを決める一戦のジャッジに対し疑惑の目が降り注いでいる。(FOOTBALL ZONE編集部)

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