東和銀行は2017年に当時25歳の男性行員が自殺し、埼玉県の川越労働基準監督署が労災と認定していたことを明らかにし江原洋頭取が謝罪しました。
東和銀行の当時25歳の男性銀行員は2017年4月に異動した川越支店で顧客から無理な注文を受けたり、上司から「数字が上がらない」といった叱責を受けるなどし異動後わずか2ヶ月で自殺しました。
川越労働基準監督署は2023年8月、顧客とのトラブルや上司からのパワハラがあったとして労災と認めました。
江原頭取は9日、決算発表の記者会見で謝罪しました。江原頭取は男性行員の自殺後、全行員に対するハラスメント研修の継続的な実施や労働実態についてアンケートを実施するなど再発防止に取り組んでいることを明らかにしました。
東和銀行では、研修体制を整備し若手行員の育成方法を従来の結果重視からプロセス重視に変更するなどフォロー体制を整えているとし今後も職場環境における課題や事実を常に把握し再発防止の向け徹底的に取り組んでいくとしています。