中国外務省、プーチン大統領再任に祝意 訪中について情報ない

中国外務省(資料写真)

 8日の中国外務省サイトによると、同省の林剣・報道官は同日の定例記者会見でロシアのプーチン氏が7日、大統領に正式就任し、6年の任期が始まり、ウシャコフ大統領補佐官が新たな任期の最初の外国訪問が中国になるとしたことについてコメントを求められ、次のように述べた。

 中国はプーチン大統領の就任に祝意を表す。すでに習近平主席は祝電を送り、大統領再選・再任に祝意を表している。プーチン大統領の指導の下、ロシアが国家建設と経済・社会発展で絶えず新たな成果を収めると信じている。

 習近平主席とプーチン大統領の戦略的指導の下、中ロ関係は健全かつ安定した発展を続けている。双方は常に同盟せず、対抗せず、第三国を標的にしない原則を堅持し、相互尊重と平等互恵を踏まえ、両国関係と各分野の協力を発展させ、両国人民に確かな恩恵をもたらし、世界の共同発展を促進するため積極的役割を一段と果たしている。

 今年は中ロ国交樹立75周年だ。双方は両国元首の共通認識(コンセンサス)をよりどころとし、相互信頼を絶えず増進し、協力を広げ、友好を継承し、平等で秩序ある世界多極化とインクルーシブで包摂の経済グローバル化を共に提唱、推進し、真の多国間主義を実践し、グローバルガバナンスがより公正で合理的な方向へ発展するよう導いている。

 中国は二国間関係を戦略的にリードする両国元首外交の役割を高度に重視している。両国元首は緊密な交流を続け、中ロ関係の終始順調で安定した前進・発展を確保することで一致、合意した。質問の具体的内容について現在のところ私には発表できる情報はない。〔東京5月8日発中国通信〕

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