「台湾有事は日本有事、日本有事は台湾有事」 頼清徳氏発言は「日本に媚び」、中国外務省

 9日の環球時報電子版によると、外務省の林剣・報道官は同日の定例記者会見で台湾地区の指導者に当選した頼清徳氏が指導者に就任する「5月20日」以降、日本との協力強化を期待し、「台湾有事は日本有事で、日本有事は台湾有事でもある」と述べたことについてコメントを求められ、次のように答えた。

 日本の一部の下心のある者が、「台湾有事は日本有事だ」と騒ぎ立てているが、明らかに見込み違いだ。民進党当局はこの類の論調を蒸し返しており、その根底にある考えが日本に媚びて台湾を売り、外国に頼って「独立」をはかるというものであることをあらためてさらけ出した。「台湾独立」と外部勢力の干渉が台湾海峡の平和と安定の最大の破壊要因であることをあらためて人々に注意喚起したい。私が強調したいのは、一つの中国の原則の堅持は国際社会の普遍的な共通認識〈コンセンサス〉で、いかなる口実や形でも「台湾独立」分離には活路はないということだ。〔東京5月9日発中国通信〕

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