5月9日、園田競馬場で行われた11R・のじぎく賞（3歳牝・ダ1700m）は、大畑雅章騎乗の2番人気、ニジイロハーピー（牝3・愛知・今津勝之）が勝利した。1/2馬身差の2着にバラライカ（牝3・北海道・小国博行）、3着にプリムロゼ（牝3・兵庫・雑賀伸一郎）が入った。勝ちタイムは1:54.3（良）。
1番人気で赤岡修次騎乗、グラインドアウト（牝3・高知・田中守）は、4着敗退。
「馬の力に助けられた」
名古屋のニジイロハーピーがその強さを遺憾なく発揮して姫路の兵庫クイーンセレクションに続いて園田でも圧勝した。道中は中団6番手を追走していたが「思った位置ではなかったし、手応えもよくなかった」と大畑。それでも2周目向こう正面でプリムロゼが仕掛けたと同時に進出を開始。直線で外に持ち出すと瞬く間に先頭に立ち、2着バラライカに半馬身差をつけた。「最後は馬の力に助けられた。どんな競馬もできるのが最大の強みです」と鞍上も改めて強さを思い知ったようだ。
前走の東海クイーンカップに続いてグランダムジャパン3歳シーズンで2勝目。単独首位に立った。グランダムチャンピオンを目指し関東オークスか東海地区No1の座をかけて東海優駿に臨むか、今津調教師も大いに悩んでいるようで「馬の状態を見て決めたい」と明言は避けた。
ニジイロハーピー 14戦4勝
（牝3・愛知・今津勝之）
父：ストロングリターン
母：トラストネモフィラ
母父：タニノギムレット
馬主：小林伸幸
生産者：ディアレストクラブ
【全着順】
1着 ニジイロハーピー 大畑雅章
2着 バラライカ 大山真吾
3着 プリムロゼ 杉浦健太
4着 グラインドアウト 赤岡修次
5着 トウケイカッタロー 吉原寛人
6着 メロディメーカー 川原正一
7着 モンゲーギフト 吉村智洋
8着 ファーマティアーズ 下原理
9着 ザオ 本田正重
10着 ティラミスアイ 山田雄大
11着 インタールード 笹田知宏
12着 クライムエンジェル 廣瀬航
