中高生の英語力 初の5割達成 依然として地域格差も

中高生の英語教育について英語力が向上した一方で、依然として英語力に地域差があることが明らかになった。

文部科学省が公立のすべての小中高校を対象にした調査によると、英検3級相当以上を達成した中学生は50%、英検準2級相当以上を達成した高校生は50.6%で、初めて5割を超えた。

英検3級相当以上を達成した中学生の割合は、さいたま市と福井県が80%を超えた一方、佐賀県や福島県などは30%台にとどまっていて、依然として英語力に地域差があることも明らかになった。

文部科学省は、「福井やさいたま市は、教育委員会が学校に対し、英語の検定のプロモートやALT(外国語指導助手)の配置など、かなり丁寧に働きかけている」と分析したうえで、AI(人工知能)を使った英語教育の実証研究などを通じて、英語力の向上や地域差の解消に取り組みたいとしている。

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