イスラエル、戦争の目的達成に必要なことは何でも実施=国防相

[エルサレム 9日 ロイター] - イスラエルのガラント国防相は9日、イスラエルの「敵と友人」に対し、パレスチナ自治区ガザおよびイスラエル北部での戦争の目的を達成するために必要なことは何でも実施すると伝えたと、同氏の事務所が発表した。

発表によると、ガラント氏は「イスラエルの敵に対しても最良の友人に対してもイスラエル国家を制圧することはできないと伝える」とし、「われわれは力強く立ち向かい、目標を達成する。イスラム組織ハマスを攻撃し、親イラン組織ヒズボラを攻撃し、安全を確保する」とした。

イスラエルのネタニヤフ首相はXで「どんなに強い圧力をかけられても、いかなる国際フォーラムの決定でも、イスラエルの自衛を阻止することはできない。イスラエルが孤立を余儀なくされるのなら孤立する」とした。

英スカイニュースは、イスラエル軍がガザ南部の都市ラファに大規模侵攻した場合、イスラエルへの武器供給を停止するとのバイデン米大統領の警告について、イスラエル首脳に近い関係者が「現時点で人質取引を事実上葬り去る」と述べたと報じた。

ガラント国防相は「イスラエル国民を守り、われわれに対する邪悪な脅威を取り除き、われわれを破壊しようとする人々に立ち向かうために必要なことは何でもする」と述べた。

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