堂本光一 憧れ続けた森光子さんの誕生日に『Endless SHOCK』が国内演劇の頂点へ!「自分には何もないから命を燃やすしかない」

堂本光一さんが前人未到の記録を打ち立てました。

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堂本光一さんが作・演出・主演を務め、現在、東京・帝国劇場で上演されているミュージカル『Endless SHOCK』が5月9日夜の部にて、森光子さんがライフワークとした舞台『放浪記』で1961年~2009年にかけて積み上げた国内演劇の単独主演記録2017回を超え、2018回を達成。

記念のカーテンコールが同日、同劇場にて行われ、豪華ゲストが堂本さんの偉業を祝福しました。

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この日も、4月22日の単独主演記録2000回公演を記念したセレモニーに続いて、ふぉ~ゆ~の越岡裕貴さんと松崎祐介さんが進行役を担当。

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恒例のくす玉が登場し、大量の紙吹雪でお祝いした後、15代目リカ役を務めた梅田彩佳さん、歴代オーナーを演じた森公美子さん、前田美波里さんが薔薇の花束を光一さんへプレゼント。

続いて、今年のライバル役を演じることになっている中山優馬さんと上田竜也(KAT-TUN)さんがゴージャスなバラのアーチと共に出現。

アーチが2000本の薔薇で作られており、さらに女性陣が手渡した薔薇と合わせて2018本になることを告げると、堂本さんは「スゴイね~」と驚きつつ、「(アーチの高さを)俺の身長に合わせて作った?」とジョーク交じりでニヤリ。

さらに、初代ライバル役を務めた今井翼さん、長年にわたって『SHOCK』シリーズを支えた元MAの町田慎吾さん、米花剛史さん、屋良朝幸さんも登場。

今井さんは「大記録達成おめでとうございます。光一くんは今でも舞台に立ち続けていて、本当にカッコいい。40代の鑑です」と絶賛。

屋良さんは「僕たちは『MILLENNIUM SHOCK』から出させていただきましたが、こうして呼んでいただけたことがうれしい」と感激。

町田さんが「光一くん、会いたかったですよ~」とラブコールを送ると、堂本さんは「変わらないなぁ」と照れ笑い。

米花さんは「最後に『SHOCK』に出たのが12年前なので、久しぶりの帝国劇場のステージです。おめでとうございます」と、それぞれ“座長”との再会を喜びました。

森光子さんは「ずっと支えてくださった偉大な母」 森光子さんは「ずっと支えてくださった偉大な母」

その後はメディアとの質疑応答のコーナーへ。

レポーターの「過酷な舞台をここまで続けてこられた要因は?」という質問に、堂本さんは「求めてくださる方がいるということが大きい」。

「『放浪記』で2017回という素晴らしい記録を立てられた森光子さんを象徴する、『あいつより上手いのになぜ売れぬ』という言葉がありますが、自分はその逆で、『あいつより下手なんだから命を燃やさないと』と、そう思ってやってきました。自分には何もないですから、だったら命を燃やしてお届けするしかない」と説明しました。

また、大記録を達成した5月9日は奇しくも森さんの誕生日で、堂本さんは「本当にビックリです。鳥肌が立ちました」といい、「生前の森さんは毎年のように観劇に来ていただいて、昼夜公演があるときは必ずお弁当を差し入れてくださり、ずっと支えてくださった母。偉大な大先輩です」と改めて敬意を表しました。

『SHOCK』シリーズといえば、階段落ちや立ち回り、フライングなど肉体を駆使した演出が多いことでも知られていますが、堂本さんは「25年間の中でメンタル的には一番強い状態にあるものの、フィジカル的にはやはりきていて、体は正直です」。

「20代や30代のころと比べて後ろ向きな気持ちになったり、肉体的に限界があると感じたりすることもありましたが、皆さんがこんなにお祝いしてくださっていること、期待してくださる気持ちで自分を鼓舞していきたい」と決意を新たにした様子。

最後は「ステージに立つのは怖いことでもあるんですけど、こんなにも人を幸せにできる仕事につけるのは、幸せなことだと改めて感じました。まわりを見渡し、素晴らしい仲間たちに囲まれているのだと実感できて、今日は幸せな1日になりました」と感慨深そうな表情を浮かべました。

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