重量挙げの村上(富山出身)パリ五輪内定 「メダル目指す」

4月のワールドカップでスナッチ190キロをマークした村上=タイ(日本ウエイトリフティング協会提供)

 日本ウエイトリフティング協会は9日、パリ五輪の重量挙げ男子102キロ超級で富山市出身の村上英士朗(28)=いちご、滑川高・日大出=の出場が内定したと発表した。県勢が重量挙げで五輪に出場するのは初めて。村上は「うれしいし、ほっとしている。出るからにはメダルを目指したい」と語った。

 五輪出場権は、8日付の国際重量挙げ連盟(IWF)の選考ランキングで各階級10位以内の選手らに与えられる。村上は最終選考会となった4月のワールドカップ(W杯)を終えた段階で11位だったが、上位の選手が同階級での出場を辞退したため、10位に繰り上がった。

 村上は国内最重量級のエースで、109キロ超級でジャーク235キロ、トータル425キロの日本記録を持つ。

 日本勢は村上のほか、男子73キロ級で宮本昌典(東京国際大職)が、女子49キロ級で鈴木梨羅(りら)(ALSOK)がそれぞれ内定した。

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