アップルは「iPad Pro」の動画広告「Crush!」について「的外れだった」と謝罪した。米メディアのAdAgeが報じた。
同CMでは、ギターやカメラ、絵の具、ピアノ、メトロノーム、彫刻、人形、カメラレンズ、テレビなど、さまざまな「物」が工業用プレス機で押し潰された。そしてプレス機が引き上がるとそこにはピカピカの「iPad Pro」(2024年モデル)が姿を現した。
この動画では、薄さ5.1mmの最新iPad Proに、押し潰された数々のデバイスや物の機能や要素がすべて収まることを表現したかったようだ。しかし、そこには押し潰された物への敬意が微塵も感じられず、日本での炎上は後に全世界に拡大した。
AdAgeによると、Appleのマーケティングコミュニケーション担当副社長のトール・ミューレン氏が同広告について謝罪。テレビ放映計画も撤回したという。なお、現時点ではYouTubeから同動画は削除されておらず、動画を投稿したティム・クック氏のツイートも削除されていない。