逆境ウェルカム! ルーキー上久保実咲は「ラッキー」な強風下で好発進

18歳ルーキー・上久保実咲が9位タイで台湾大会を滑り出した(撮影:GettyImages)

<CTBCレディス 初日◇9日◇オリエントG&CC(台湾)◇6507ヤード・パー72>

国内女子下部ステップ・アップ・ツアーと台湾ツアーの共催大会は、第1ラウンドが終了した。33歳のベテラン・森岡紋加が日本勢最上位の1オーバー・5位タイで初日を滑り出した。

この日は2バーディ・2ボギー・1ダブルボギーの2オーバー「74」。通常であれば決して好スコアとは言えないが、9位タイの好位置で終えることができた。いかに選手たちがスコアメークに苦しんだかが分かる。

「きょうは収穫があった一日。想像力を働かせること。そして風に対するマネジメントなど、多くを学ぶことができましたね」と、台湾の地で得たものは大きい。「自分の成長に大事なことは、より厳しい環境でプレーをすること。強風が吹く中でも、“ラッキー”と前向きに捉えることができました」。

2アンダー・単独首位のチャン・ツーイーをはじめ、上位には台湾勢の名が目立つ。やはり“ホーム”とあって、コースに対しては一日の長がある。

「TLPGAの選手たちは日本語も上手ですし、アプローチの技術もすごい」と、ライバルたちのテクニックを認めつつも、「2日目もコースとの戦いに集中して、いいゴルフをしたい」と負ける気はさらさらない。気後れすることなく、首位との4打差を追いかけていく。

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