映画『ジョン・レノン 失われた週末』が遂に本日公開。ジョンとジュリアンの特別な時間を捉えた本編映像が初解禁

ザ・ビートルズのファンには周知の事実ながら、本当の事情はよく知られていない、ジョン・レノンとオノ・ヨーコが別居していた「失われた週末」と呼ばれるプライベートな日々。その時期、ジョンはどこで、誰と、どんな生活を送っていたのか──。「失われた週末」は本当に「失われ」ていたのか。その真実に迫る奇跡のドキュメンタリー『ジョン・レノン 失われた週末』が遂に本日5月10日(金)より日本公開となる。

イギリスの伝説的バンド、ザ・ビートルズのリーダーであり、平和運動家としても活躍した時代を代表するスーパースター、ジョン・レノン。ジョンが妻オノ・ヨーコと離れていた「The Lost Weekend(失われた週末)」の18カ月間の真実と奇跡の日々を描いたドキュメンタリー『ジョン・レノン 失われた週末』が待望の初日を迎えた。「失われた週末」にジョンと行動を共にした中国系アメリカ人女性“メイ・パン”が、1973年秋からのジョン・レノンの素顔と真実を語る。 この日本公開に合わせて、ジョンと愛息ジュリアンと共に過ごしたかけがえのない時間を捉えた本編映像が初解禁された。「失われた週末」と呼ばれるこの時期はジョンにとっては特別な時間の連続だった。そのひとつ、愛息ジュリアンとの奇跡の再会を描く、ファンならずとも垂涎の映像となっている。

▼本編映像解禁:ジョンとジュリアンの特別な時間

https://youtu.be/5mxg5px4TS0

ジョン・レノンは生涯で二度の結婚を経験している。日本人アーティストの妻、オノ・ヨーコの存在は特に知られているが、ヨーコと結婚する約7年前に大学時代の同級生、シンシア・レノンと結婚。ふたりの間に生まれたのがジュリアン・レノンだ。 だが、ジュリアンが5歳のときにジョンはヨーコと出会い、恋に落ちる。シンシアと離婚し2人を置き去りにして家を飛び出したジョンに対し、当時のジュリアンは「僕と母は、捨てられたように感じた」と語り、落ち込んだという。沈んだジュリアンを見かねたポール・マッカートニーは彼を励ますために大ヒット曲「Hey Jude」を贈ったという逸話もある。

1974年、ジョンとジュリアンに特別な瞬間が訪れる。メイ・パンの働きかけにより、父と息子がロサンゼルスで奇跡の再会を果たすことになったのだ。まだ幼いジュリアンは長い間疎遠になっていた父に怖さを感じていたというが、メイが空気を和らげ、2人が話す機会を絶えず設けるようにして、親子関係を修復するために一役買ったのだ。 当時を振り返る本編映像では、ロングアイランドでのバカンスを楽しむジョンとメイ、そして幼いジュリアンの姿が収められている。「息子との関係も大切で、会える日を楽しみにしていた」というジョン。至福の時間を楽しむ2人を目の当たりにし、「父と子の絆が深まる様子に深く心を打たれた」というメイの言葉と共に、船上の2人が笑顔で肩を組む様子や並んで海水浴を楽しむ姿が映し出される。ジュリアンにとっても思い出深い旅だったようで、「僕もとても幸せだった。だから今でも海や船が好きなんだと思う」と話し、3人で過ごした特別なひと時を振り返っている。

その後、ジュリアンは父の背中を追って音楽の道を志す。ジョンが「失われた週末」期間中の1974年にリリースしたアルバム『心の壁、愛の橋』の一曲「ヤ・ヤ」では、父と息子のセッションが実現しジュリアンはドラムを叩いている。このレコーデイングは、ジュリアンのためにジョンが特別にアレンジした。現在61歳となったジュリアンは、紛争下のウクライナ支援を目的としたチャリティーイベントで父の代表曲「イマジン」を初披露。父との絆が生んだ奇跡のカバーに世界中が心を震わせたのは記憶に新しい。

ジョンと愛息ジュリアンの奇跡の再会を始め、「失われた週末」と呼ばれる18カ月間には、ビートルズのメンバーたちとのセッションや音楽仲間との絆を深めるエピソードが満載、ジョンの素顔と真実を描く『ジョン・レノン 失われた週末』は本日より公開。

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