マカオ半島とタイパ島を結ぶカルヴァーリョ総督大橋の歩行者通行禁止が解除に…7ヶ月ぶり

マカオ半島とタイパ島を結ぶカルヴァーリョ総督大橋(資料)=本紙撮影

 マカオのマカオ半島とタイパ島を結ぶ3本の海上橋のうち、最初に架けられたカルヴァーリョ総督大橋(嘉樂庇總督大橋)がまもなく開通から50年を迎える。

 同大橋では、昨年(2023年)10月9日から始まったメンテナンス工事の関係で同日から歩行者通行禁止措置が講じられていたが、マカオ政府公共建設局は5月9日、同月11日から同措置を解除すると発表。メンテナンス工事期間が新たな要補修箇所の発見により当初予定から約1ヶ月延びたため、歩行者の通行が可能となるのは実に約7ヶ月ぶりとなる。

 カルヴァーリョ総督大橋はポルトガル統治時代の1970年に着工、1974年10月に開通した。長さは2570メートル、橋幅は9.2メートル、海面からの高さは最高35メートル。開通当時、世界最長の海上鉄筋コンクリート連続橋だったとされる。設計を担当したポルトガルの著名建築家、エドガル・カルドゾ氏で、名称の由来はジョゼ・マヌエル・デ・ソウザ・ファロ・ノーブレ・デ・カルヴァーリョ第121代マカオ総督から。旧大橋(舊大橋)やマカオ・タイパ大橋(澳氹大橋)の通称もある。

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