中国の長沙郵便局税関、鳥の羽毛など506点を押収

中国の長沙郵便局税関、鳥の羽毛など506点を押収

4月30日、長沙郵便局税関が押収した鳥の羽毛などの製品。(長沙=新華社配信)

 【新華社長沙5月10日】中国湖南省の長沙税関は8日、管轄下の長沙郵便局税関がこのほど、中国国内宛ての国際小包から動物を原料とする未加工品を大量に押収したと発表した。コウノトリやクジャクなどの羽毛487本、鹿の皮13枚、動物の尾6本の計506点を法に基づき差し止めており、今後、廃棄処理する。

中国の長沙郵便局税関、鳥の羽毛など506点を押収

4月30日、長沙郵便局税関が押収した鳥の羽毛などの製品。(長沙=新華社配信)

 税関のX線検査で異常が発見された。同税関総合科の彭暁霞(ほう・ぎょうか)科長は「開封検査で明らかな異臭を感じ、虫の卵が大量に混入しているのを見た」と述べ、同省で国際郵便小包1件から押収された動物関連製品の数として近年最多だと説明した。

中国の長沙郵便局税関、鳥の羽毛など506点を押収

4月30日、長沙郵便局税関が押収した鳥の羽毛などの製品。(長沙=新華社配信)

 税関部門は、未検疫の動物関連製品は衛生状態が分からず、特に野生動物は感染症を広めるリスクが極めて高いと注意喚起している。(記者/張玉潔)

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