投資名目で440万円 長崎の男性が詐欺被害 SNS広告通じて

 浦上署は9日、長崎市内の70代無職男性が投資名目で計440万円をだまし取られる交流サイト(SNS)型投資詐欺事件があったと発表した。
 同署によると、男性は昨年11月ごろ、インスタグラムの投資広告にアクセス。有名実業家「戸川義文」を名乗る人物のLINE(ライン)アカウントを追加後、投資のライングループに加入した。その後、男性は投資アプリ「アローストリートキャピタル」をインストール。複数のラインアカウントから2種類の仮想通貨の購入を勧められた。
 利益が出ると信じた男性は昨年12月6日から今年1月29日まで、同市内の金融機関の窓口やATMから4回にわたり、指定された口座に計440万円を振り込んだ。
 口座から利益を出金できないことを不審に思った男性が3月に同署に相談して発覚。同署は「SNS広告を通じた投資話は詐欺を疑う」と呼びかけている。

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