ラウドの雄waterweed、本日NEWアルバム『Departures』発売 パイロットソング「Hope」のMVも公開

waterweedが、本日5月10日(金)にニューアルバム『Departures』をリリースし、アルバムラストを飾る「Hope」のミュージックビデオが公開された。 ▼「Hope」Music Video https://youtu.be/cuZ9xIcTTig

ラウドという言葉もなく、「ポスト・ハードコア」や「スクリーモ」というジャンルが認知される前からシーンを牽引してきたwaterweed。探求の先に辿り着いたスタイルは、自らの“ルーツ”であるメロディック・ハードコアの深化だった。UK / EUでは、イギリスの名門レーベル「Lockjaw Records」と契約し、逆輸入的に国内での評価が高まる中、今作に収録されるシングル2作はアニメに採用されるなど、より大きな注目を集め始めている。 全18曲という短くはない今作の旅路は、「Terminal」という楽曲から始まり、「Hope」で終わる。ターミナルは、言わずと知れた「終点」のこと。場合によっては、末期、悲惨、破滅などネガティヴを含んだ「終末」という空気さえ漂わせる言葉だ────その曲は、街を歩く靴底が鳴らす音、日常に溢れる騒めき、そして、メンバーの盟友が弾く琵琶で奏でられる。決して、明るい幕開けではない。が、その後の16曲を経て、「Hope」と題された終幕に辿り着いたとき、心には、何か、晴れやかな兆しが宿るよう紡がれている。それは、キラキラと無闇に輝くようなものではないが、それでも、確かに光っている。 タイトルの「Departures」には、「出発」という意味だけでなく「去る」や「離れる」といったニュアンス、さらに「新たな発展」という意味もある。「希望」と、歌って迎えるラストは、また「Terminal(終着駅)」という折り返しに向かう。そして、再び、手放しでは喜べない日常が始まる。 長くライヴハウスというリアリティに生きてきた彼らは、今作を通じて「(俺も、お前も)まだ、やれる」────そう伝えたいのだろう。「時代に流されない」と言葉で言うのは簡単だ。その大切さは、きっと、貫いたあとに分かる。変わり続ける世界で、変わらない何かを見出したバンドの音は、常に最も深く、最も新しい。 【waterweedプロフィール】

ラウドという言葉もなく『ポスト・ハードコア』や『スクリーモ』というジャンルが認知される前からシーンを牽引してきたアンダーグラウンド界の雄。まず、アジアのハードコア・シーンが反応し、韓国、台湾、インドネシアを含めたツアーを展開。結果、イギリスのハードコア・レーベル「Lockjaw Records」と契約締結に繋がり、UK盤をリリース。「Manchester Punk Festival(英)」と「Burning Ramp Festival(独)」を含む5カ国(英・仏・オランダ・チェコスロバキア・独)を渡るヨーロッパ・ツアーを成功させた。

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