テニス=元世界1位のナダル、逆転勝利で2回戦進出 イタリア国際

[9日 ロイター] - テニスのイタリア国際は9日、ローマで男子シングルス1回戦を行い、元世界ランキング1位で同大会10勝のラファエル・ナダル(37、スペイン)が逆転勝利で2回戦に進んだ。

予選勝者のジズー・ベルグス(24、ベルギー)と対戦したナダルは第1セットを4─6で落としたが、第2セットを6─3で取り返すと、第3セットは6─4で制した。

今季限りで現役を引退する意向を表明しているナダルは臀部のけがで昨季の大半を欠場し、今年1月に復帰を果たしたものの、筋肉の損傷で再び離脱。その後、先月のバルセロナ・オープン(OP)では2回戦、マドリードOPでは4回戦まで勝ち進み、全仏に向けて調整を進めている。

ナダルは「ベストマッチではなかった。練習ではもっと良いプレーができていた。しかし、何とか勝つことができた」とコメント。「今の自分のゲームは以前よりも予測不可能。ここ2年間はあまり実戦でプレーしてこなかったので、浮き沈みやオンオフがあるが、きょうよりは良いプレーができると思う」と話した。

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