クラブの機能を最大限引き出すフェース磨きの大切さとは?【スピンを操るThe Approach Palette/伊澤秀憲】

フェース磨きの大切さ

【練習のポイント3】クラブを使用する前に必ずフェースは磨く

クラブの機能を最大限引き出す

クラブが持っている機能を引き出すことができなければ狙いどおりに寄せられません。そのためクラブの手入れは大切です。とくにフェースを磨く作業は必要不可欠だと考えます。磨いてフェース面についた土や芝の葉を落とすのはもちろん、フェースのミゾの中に残っている「砂の名残」までもきれいにしておかなければ思うような球を打てませんし回転もかけられないでしょう。プレー中であれば手早くきれいにしてくれるブラシがほしいところですが、市販の商品に満足のいくものがないのが問題。現在、素材や毛の長さ、毛の角度などについて研究を重ね、最良のブラシ開発に向け試行錯誤中です。

ボールとコンタクトするフェースの状態を気にかける!

フェースが汚れていると、上手く打ってもイメージ通りの球にならない。それでは腕を磨くこともできない!

【CHECK!】ソールの角度もこだわるポイント!

道具でこだわる部分がソールです。ソールの下に膨らんでいる度合いを示すのがバンス角。これを部分ごとに角度を変えるために削りを入れたりもしています。

理想の「伊澤モデル」を生み出すこだわり

手早くミゾのゴミを取り除くための「ベストなブラシ」を開発中です。写真は、毛の角度や長さから素材までをさまざま変えたプロトタイプの一つのモデル。

出典:『スピンを操る The Approach Palette』著/伊澤秀憲

【著者情報】
●伊澤秀憲
二度の賞金王、伊澤利光を叔父にもち、インストラクターの祖父・利夫さんより2歳から英才教育を受けてきた。同年代の石川遼プロとは親交が深く、技術的なアドバイスを送るなど、その卓越した指導法でも注目を集める。特に”アプローチの神”とされるショートゲームについては多くのツアープロから支持を集めている。アンダーパー所属。

【書誌情報】
『スピンを操る The Approach Palette』
著者:伊澤秀憲

【購入者限定!伊澤秀憲アプローチドリルスイング動画付き】著者は世界で活躍し、国内ツアーで2度の賞金王にもなったプロゴルファー伊澤利光氏の甥。その伊澤プロを育てた氏の祖父・利夫さんから2歳よりゴルフの指導を受け、ゴルフ漬けとも言える日々を送る。ジュニア時代より各大会で好成績を残し、日本ゴルフ史上初めてマスターズを制した松山英樹プロや国内ツアー最年少記録を持つ石川遼プロなど同世代としのぎを削る。その中で氏のアプローチ技術は石川遼プロを始め多くのプロから神業と称され、現在ではゴルフ界で最も注目を集める若手プロの一人となっている。本書ではそんな氏の代名詞とも言えるアプローチに特化し、セオリーとされる打ち方やスタンス、グリップなどに対して、時に真逆の考えを取り入れた氏が導き出した新たなアプローチ概念を詰め込んだアプローチ指南書となる。実際、プロでもスコアを崩す要因の一つがアプローチと言われ、アプローチは奥が深いわりに、使用頻度や技術レベルが高いのが特徴である。だからこそ、本書ではそんなアプローチの深さ、面白さをより多くの方に知っていただき、アマチュアでも実際に活用できる考えや目安、テクニックを掲載し、アプローチをより身近に、より楽しめる一冊となっている。

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