iPhoneの天気アプリ、文京区に“大雪警報”の誤表示

冷たい雨と北風で5月とは思えない肌寒さとなった東京都内で、iPhoneの天気アプリで文京区に「大雪警報」が発表されたと何度も誤表示される不具合が起きました。

気温の乱高下が続くなか、5月9日の都心は最低気温が10.2℃と肌寒い一日となりました。

街の人:「ちょっと寒くてびっくりした」「なんなの。この寒暖差は」「もう1枚上着が欲しい」

一方、午後3時すぎの文京区では晴れ間が広がる中、iPhoneの天気アプリには「大雪警報」と表示されていました。

iPhoneの天気アプリでは5月2日から文京区の天気予報に限り「大雪警報」などの誤った表示が何度も繰り返されていて、「データの提供元」とされている気象庁は「大雪警報は発表していません」「iPhone側に原因がある」としています。

この誤表示について、文京区では困惑する声が上がっています。

文京区内・街の人:「何回かアプリを起動させ直したが、ずっと出ている。早く変な予報のバナーを消してくれるといいなとは思っている」「笑ってましたけどね。『きょう大雪だって』と言って」「まあ見れば明らかなので、自分の目を信じてください」

気象庁の担当者は、この誤表示について「とても迷惑な話」としています。

<iPhone天気アプリ誤表記 気象庁「迷惑」>

5月2日から文京区のみで誤表示を繰り返しているiPhoneの天気アプリですが、間違った表示は大雪警報だけではありません。雷注意報や強風注意報などの誤表示も相次いでいて、いずれも情報元は「気象庁」となっています。

今回のiPhoneの誤表示について、気象庁の担当者は「大雪警報などは発表していない。iPhone側に原因があり、とても迷惑な話だ」と憤っていました。一方、iPhoneを販売するアップルの日本法人に対しTOKYO MXは誤表示について9日朝、問い合わせをしましたが、現時点で返答は来ていません。

天気情報は命に関わるものでもあります。事業者には早期の原因解明と再発防止を望みたいものです。

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