<卓球>孫穎莎が中国選手相手に「11-0」、主力続々敗退の一方で男女1位は圧巻の強さ

卓球の国際大会WTTサウジスマッシュで中国の主力選手の敗退が相次ぐ中、男女世界ランキング1位の中国選手はやはり圧巻の強さで勝ち上がっている。写真は孫穎莎。

卓球の国際大会WTTサウジスマッシュで中国の主力選手の敗退が相次ぐ中、男女世界ランキング1位の中国選手はやはり圧巻の強さで勝ち上がっている。

男子シングルス1位の王楚欽(ワン・チューチン)は3回戦の吉村真晴戦で1ゲームを落としたことを除けばすべてストレート勝利で勝ち上がった。そして9日の準々決勝では、中国の林高遠(リン・ガオユエン)を破った難敵・グロート(デンマーク)を4-0のストレートで下した。

女子シングルス1位の孫穎莎(スン・インシャー)は3回戦まで全試合ストレート勝ち。そして9日の準々決勝では同じ中国の銭天一(チエン・ティエンイー)を相手に4-0のストレート勝利を飾った上、第1ゲームは「11-0」と相手に1ポイントも与えることなく奪った。

今大会、男子シングルスでは馬龍(マー・ロン)、梁靖崑(リアン・ジンクン)、林高遠が、女子シングルスでは王曼昱(ワン・マンユー)がベスト32で海外選手に敗れて姿を消した。そして8日(現地時間)の試合では世界ランキング2位の樊振東(ファン・ジェンドン)までもが海外選手に敗れ、ベスト16で敗退した。

中国にとっては波乱続きだが、男女世界ランキング1位はここまで盤石のパフォーマンスを見せている。

なお、10日に行われる準決勝で、王楚欽は同じ中国の若手・林詩棟(リン・シードン)と、孫穎莎は伊藤美誠との激戦を制して勝ち上がった中国・王芸迪(ワン・イーディー)とそれぞれ対戦する。(翻訳・編集/北田)

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