コース内で花火大会? ゴルフの枠に収まらない多様な活用を試みる“シン・ゴルフ場”がアツいことになっている!

コース内で約1,000発が打ち上げられる花火大会。一般的に3~5号玉が多く使われるなか、広大な敷地を生かした一尺玉の鑑賞が可能

グランピングでの活用など、ここ数年でゴルフ場の楽しみの幅は大きく広がっている。なかでも、既存のゴルフ場の概念を覆すような、新たな体験の場を展開しているのが鹿沼グループ(鹿沼カントリー倶楽部、鹿沼72カントリークラブ、栃木ヶ丘ゴルフ倶楽部)だ。

同グループの系列コースのなかでも特に鹿沼72カントリークラブは、大規模な花火大会、独身者に出会いの場を提供する婚活“しかコン”(鹿沼市のシカにちなんで命名)、小学生が家族と一緒に参加できる“こどもピッツァ作り体験”など、従来とは違うユーザーが楽しめるイベントをゴルファーがプレーをする以外の時間やスペースを使って開催している。
 
そこで『ゴルフ場×異業種イベント』の魅力や狙いなどを、鹿沼グループ上席執行役員でありゴルフ場営業本部の亀和幹広本部長に聞いた。
 
「私たちは鹿沼市と連携し、さまざまなイベントを実施しています。ゴルフ場の魅力は広いスペースや充実した設備をそのまま生かせる点です。例えば、花火大会では広大な敷地を利用して迫力満点の一尺玉を打ち上げられます。バイキングと飲み放題付きのテラス席(1万円)も用意しているので、一般的な花火大会よりも間近で大輪の花を楽しめます」
 
栃木県在住の独身者を対象(20~35歳、30~45歳の2枠)とした婚活イベントも好評だという。
 
「独身者に出会いの場を提供する“しかコン”では、シミュレーションゴルフがあるラウンジで、ゴルフのゲームなどを楽しみながら婚活をしていただきました。これをきっかけにゴルフに興味を持つ方もいらっしゃいますね。また、夏休みや冬休みに行うピッツァ作り体験(3~12歳までが対象)も地域の方々から好評です。今後もお子様から高齢の方まで、生涯を通じて楽しめる地域コミュニティの中心を目指します」
 
今年は花火大会を6月1日に開催(開場18時、打ち上げ開始19時30分)。さらに、“こどもピッツァ作り体験”や“しかコン”も実施する予定(日時は未定)とのこと。ゴルフ場がアミューズメント施設のような存在になる日が、遠くない将来に訪れるかもしれない。
 
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