Dissecting Table、『There Is No Certainty Except Death』配信

辻一郎のソロ・ユニット“Dissecting Table”が、5月27日(月)にアルバム『There Is No Certainty Except Death』のCDRリリースとデジタル配信を行います。CDRは、レギュラーエディション20枚限定、スペシャルエディション2枚限定のリリースです。両エディションはポストカード付です。

今回は、ディストーション回路を用いたフィルタを開発しました。シンセサイザーシステムのフィルタの種類を増やして、実験的な音作りを試みました。このフィルタの回路は、ディストーション回路1、加算器、反転増幅器及び、帰還回路を直列接続します。入力信号は、ディストーション回路1に入力します。帰還回路は、ハイパスフィルタ(HPF)、電圧制御回路及び、ディストーション回路2を直列接続します。HPFの入力信号は反転増幅器の出力信号です。HPFは1次のHPFです。このフィルタの音色を変化させることができます。ディストーション回路2の出力信号は加算器に入力されます。ディストーション回路1とディストーション回路2の構成は異なります。

電圧制御回路は、universal serial bus(USB)接続デバイスから出力される制御信号を入力して、このフィルタの発振を制御します。更に、可変抵抗でHPFの出力電圧を制御します。このフィルタの入力信号は白色化フィルタの出力信号です。白色化フィルタの入力信号は、USB接続デバイスから出力されるpulse-width modulation信号です。ラインセレクタとバッファ回路を経由して入力します。このフィルタの出力信号は反転増幅器の出力信号です。その音色は、ランダム信号と発振音を歪ませて2つの信号を加算して作っています。ハードな音色は、リスナーにインパクトを与えます。本作の4曲目で、このフィルタの出力信号と複合型シンセサイザーの乗算器の出力信号をミキサーでミックスして、曲はハードな音色になっています。

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