ボクシング界で最も権威ある専門誌「リング」は9日(日本時間10日)にパウンド・フォー・パウンド(PFP、階級差のない最強ランキング)の最新ランキングを発表し、世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(31=大橋)が1位に返り咲いた。
井上は6日の初防衛戦でルイス・ネリ(29=メキシコ)に6回1分22秒でTKO勝ち。昨年に世界ウエルター級4団体統一を果たしたテレンス・クロフォード(米国)を抜いてトップに立った。約1年9か月ぶりのトップに井上はXを更新し「リング誌の1位に返り咲きました。皆さんの応援のおかげです!」とポストした。
SNSやネット上では「日本人ボクサーの誰もが到達できなかった事を、努力で成し遂げている。早く国民栄誉賞をお願いします」「世界最高と認められたチャンピオン」「尊敬します」「軽量級の選手が1位なんてすごい」「GOAT(史上最高の意)もうそれだけ」「これは快挙」「すべての能力が突出している」と井上をたたえる声が出ていた。
一方では「クロフォードが試合をしていないだけ」「さすがに議論が起きそう」「ネリにダウンさせられた選手が1位なのか」「もうすぐ(オレクサンドル)ウシクに抜かれる」「井上はクロフォードを超えていないと思う」「米国ならばメインにならない」などの意見も書き込まれていた。