Tom Hals
[ウィルミントン(米デラウェア州) 9日 ロイター] - 米ペンシルベニア州フィラデルフィアの連邦高裁は、バイデン大統領の次男、ハンター・バイデン氏が銃購入時に薬物使用について虚偽申告したなどとされる事件で、起訴取り下げを求めた同氏の控訴を退けた。
3人の判事から成る小法廷は、連邦地裁がまだ最終判決を下していないため控訴できないとした。
高裁の決定を受け、デラウェア州の連邦地裁は6月3日に公判を開始すると発表した。現職の大統領の子どもが初めて刑事事件で裁かれる。
ハンター氏の弁護団は、同高裁の大法廷に小法廷の決定を見直すよう要請すると述べた。
連邦地裁は先月、ハンター氏が銃購入時に違法薬物使用について虚偽申告し、不法に銃を所持していたとする3件の起訴について同氏の取り下げ要求を退けていた。