「しそわかめ」などで知られる山口県萩市の会社が、外国人観光客向けに英語で表記された新商品を発売しました。
萩市の井上商店が５月に発売したのは、温かいごはんに混ぜるだけの「ちらし寿司の素」です。これまでもフランスやドイツなどで販売していましたが、国内を訪れる外国人観光客向けにラベルを一新し、英語で表記しました。
酢の酸味をまろやかにし、ベジタリアンにも配慮して、具材に肉や魚は使っていません。賞味期限は常温で6か月で、お土産として安心して持ち帰ることができます。
山口市がニューヨーク・タイムズ紙の「今年行くべき場所」に選ばれたことや、円安などで、外国人観光客の増加を見込んでいます。
井上商店・柳井正司統括チーフ：「なじみのある文字が目に入ってくると、目を留めると思う。それをきっかけに、近くにある山口県のおみやげも手に取ってもらったらありがたい」
日本食ブームで、欧米でもごはんを炊く家庭が増えているということです。商品は、県内の空港や駅、土産物店などで販売されています。
