厚木市 一枚写真部門で第一席 全国広報コンクール 厚木市・愛川町・清川村

広報シティプロモーション課のメンバー

(公社)日本広報協会が主催する2024年の全国広報コンクールで、「広報あつぎ」23年6月1日号が広報写真部門(一枚写真)で入選1席と読売新聞社賞を受賞した。同部門での入選は20年ぶりとなる。

全国広報コンクールは、自治体の広報活動の向上を目的に、公益社団法人日本広報協会が1964年から実施しているもの。今回は2023年1月から12月に発行・発表された広報紙や映像、広報企画などを対象に5媒体10部門で全438点の審査が行われた。

厚木市広報紙は今年2月に行われた神奈川県広報コンクール広報写真部門(一枚写真)で最優秀賞を獲得。同作品が全国コンクールに出品され、全国から集まった全56点から入選1席と読売新聞社賞を受賞した。同部門での入選は2004年以来の20年ぶり、読売新聞社賞は16年ぶりの受賞となった。

受賞した作品は2023年6月1日号の表紙で、牛への餌やり風景の写真。市内では8軒が酪農を営んでいるが、減少傾向にあるという。また飼料価格の高騰など厳しい経営環境に置かれており、市が実施した乳製品消費キャンペーンの告知に合わせて、酪農家にスポットを当てた一枚だ。

講評では「酪農家の日常をさらりと切り取ったドキュメント色の強い、計算された一枚。一人でも多くの人に知ってもらいたいという熱意が伝わってきた」と評価された。市広報シティプロモーション課の原田ルミ子課長は「広報担当では代々、『妥協しない』が受け継がれています。今後も市民の皆さまに充実した情報を届けていきたい」と話した。

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