トヨタ車体 大川愛海、山上有紀ら5選手の退団を発表

バレーボールのVリーグ、V1女子のトヨタ車体クインシーズは稲葉早生、リセ・ファンヘッケ、小出雛、大川愛海、山上有紀が2023-24シーズンをもって退団することを5月8日(水)に発表した。

稲葉はサウスポーが持ち味のアウトサイドヒッターで、高校卒業後の2020-21シーズンにVリーグデビュー。在籍4シーズンでV・レギュラーラウンド22試合に出場した。退団後は社業に専念する予定。

リセは2022-23シーズンに久光スプリングスへ入団して1シーズンを過ごした後、2023年にトヨタ車体へ移籍。2023-24シーズンはV・レギュラーラウンドで420点(リーグ4位)を記録し、攻撃の要として活躍した。

小出は反応の速さを生かした守備が持ち味のリベロで、高校卒業後の2021-22シーズンにVリーグデビュー。在籍3シーズンでV・レギュラーラウンド25試合に出場した。

大川は高い打点からの力強いスパイクとサーブが武器のアウトサイドヒッターで、高校在学中の2020-21シーズンに内定選手としてVリーグデビュー。2023-24シーズンは3位決定戦を含む25試合に出場していた。

山上は高い位置からのトスが魅力のセッターで、2017年には皇后杯の優勝を経験するなど、7シーズンに渡りチームを支えた。

退団選手の詳細およびコメントは下記の通り。

稲葉早生(トヨタ車体クインシーズ)【写真:月刊バレーボール】

■稲葉早生(いなば・さき)

アウトサイドヒッター/身長176cm/2001年10月16日生まれ/長崎県出身/九州文化学園高

▼コメント

小学生のころからバレーボールを始めて14年間、たくさんの仲間と先生方との素敵な出会いに恵まれ、大好きなバレーボールをできたことに感謝の気持ちでいっぱいです。このチームで過ごした時間や経験、そして関わってくださったすべての方々のことはこれからも忘れることはありません。今季でバレーボール選手は引退しますが、これからもたくさんの方々との出会いを大切にして、自分らしく頑張っていきます。

リセ・ファンヘッケ(トヨタ車体クインシーズ)【写真:月刊バレーボール】

■リセ・ファンヘッケ(Lise VAN HECKE)

オポジット/身長188cm/1992年7月1日生まれ/ベルギー出身/Hollebeek小→SJKS College

▼コメント

クインシーズでプレーできたことはとても素晴らしい経験となりました。V.LEAGUEでの4位という成績はチームみんなのハードワークの結果だと思います。みんなのことがとても恋しいですが、クインシーズは私の中に永遠にいます。ありがとうございました。

小出 雛(トヨタ車体クインシーズ)【写真:月刊バレーボール】

■小出 雛(こいで・ひなる)

リベロ/身長160cm/2003年1月17日生まれ/大阪府出身/下北沢成徳高

▼コメント

3シーズンという期間ではありましたが、素晴らしい環境、素晴らしい仲間とバレーボールができてほんとうに誇りに思います。毎日が刺激的で濃く、うまくいくことやいかないこと、プレーヤーとしても社会人としても多くのことを毎日学ばせていただき、とても貴重な時間でした。ここで培ったものを大切にし、さらに成長した姿を皆さんにお見せできるよう、学び続ける姿勢を忘れず、これからも精いっぱい頑張ります。

大川愛海(トヨタ車体クインシーズ)【写真:月刊バレーボール】

■大川愛海(おおかわ・あいみ)

アウトサイドヒッター/身長176cm/2002年4月6日生まれ/神奈川県出身/八王子実践高

▼コメント

素晴らしい環境づくりをしてくださり、いろいろなかたちでサポートしてくださるチーム関係者の皆さま、いつもたくさんのご声援をくださるファンの皆さま、そして苦しさもうれしさも一緒に味わって戦えた仲間に出会えたことを心から幸せに思っています。今後も感謝の気持ちを忘れず、この経験を自分自身の力に変えて大きく成長できるよう努力します。

山上有紀(トヨタ車体クインシーズ)【写真:月刊バレーボール】

■山上有紀(やまがみ・ゆき)

セッター/身長172cm/1995年3月6日生まれ/神奈川県出身/東海大付相模高→東海大

▼コメント

この7シーズンは決していいことばかりではなく、どちらかというと苦しいことの方が多かったかもしれませんが、どんなときでも家族をはじめ私やチームのサポートをしてくださる方々の言葉や声援に何度も救われ、ここまで大きなケガをすることなくプレーすることができたことに感謝しています。このチームでともに戦ってきたスタッフ、先輩、同期、後輩たちとの経験をムダにせず、次のステージに生かしていけるように自分らしく突っ走っていきたいと思います。

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