交通事故のヤンバルクイナ 自然に帰る

国頭村で9日、交通事故でけがをしたヤンバルクイナが元気に回復して自然に帰されました。放鳥されたのは成鳥のオスで、4月に国頭村謝敷の県道で交通事故に遭い、NPO法人の「どうぶつたちの病院沖縄」で手当てを受けていました。

その後ヤンバルクイナは順調に回復し、きのう、関係者が見守るなか保護された現場近くでケージから放たれ、元気な姿で森へと帰っていきました。

■どうぶつたちの病院沖縄 長嶺隆理事長
「(事故を起こした車が)止まれる速度で走っていたのが一番大きい(致命傷に至らなかった)。スピードが出ているとどうにもならない。不幸中の幸いでした」

一方で本島北部では、今年1月から5月8日までに15羽のヤンバルクイナが交通事故で死んでいて、関係者は、ヤンバルクイナの飛び出しに警戒しながら車を運転するよう呼び掛けています。

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