ショットに不安も…ロングパットなどで“耐” 西村優菜は89位から巻き返しへ「予選通過できるように」

ショットに不安を覚えながらのラウンド。その修正を急ぎたい(撮影:ALBA)

<コグニザント・ファウンダーズカップ 初日◇9日◇アッパー・モントクレアCC(ニュージャージー州)◇6536ヤード・パー72>

先週出場した、国内メジャー「ワールドレディスサロンパスカップ」予選落ちの原因になったショット不振からの脱却はまだまだここから。そんななか西村優菜は「うまく集中して回れた」と歯を食いしばった。

前半の2番パー5では右に出たティショットが木に当たったものの、2打目をレイアップし左フェアウェイに置くと、そこから左上4メートルにつけバーディを奪った。続く3番はパーオンに失敗し、さらにアプローチでも8メートル近く残したが、これをねじ込んでパーをセーブした。

このようにショットはホールごとに変わるネコの目状態。それでも「一打に集中して、調子が悪いなかではうまくコントロールしながらできたと思う」と細心の注意を払いながら、浮上のきっかけを探した。全体的にタイトなコースでフェアウェイキープ率は78.5%。パーオン率も66.6%であれば及第点とも言える。

ただ、結果は2バーディ・3ボギーの1オーバー・89位タイ。「なかなか流れがつかめなかった。いいバーディ、いいパーがあっても続かない。(流れは)目に見えないので難しいんですけど…」。トップが9アンダーで、開幕前から「スコアが伸びるだろう」と考えていたなかでのこの内容も歯がゆさの原因になる。

日本から米国に渡り、即試合のハード日程。「ちょっと時差ボケが」とも話すなかで、2日目はさらに寒く、雨が降るコンディションのなかでのラウンドになりそう。「タフだとは思うけど、しっかり予選通過できるように頑張りたい」。先週は14フィート超の高速グリーンを前にしていたため、今週はそこで重さも感じるが、メリットも。「去年より止まるし、戦いやすいですね」。雨の影響でさらにピンを狙わないといけないシーンが増えるかもしれないが、しっかりと伸ばしあいに参加したい。

© 株式会社ALBA