台湾映画上映会2024、第2回はポン・ズーフェイ監督とワン・ピンウェン監督の共同監督作『春行』を上映

2016年より台北駐日経済文化代表処台湾文化センターが開催する、台湾の今を描いた名作、意欲作を紹介する「台湾文化センター台湾映画上映会2024」の第2回が、5月24日(金)より台北駐日経済文化代表処台湾文化センターにて開催。大阪アジアン映画祭にて絶賛されたポン・ズーフェイ監督とワン・ピンウェン監督の共同監督作『春行』が上映されます。参加無料、事前申し込み制となり、5月13日(月)正午からPeatixにて先着順で受け付けされます(※事前にPeatixに登録が必要 / 定員になり次第、申込み終了)。

台湾映画上映会は、今年から、キュレーターに映画監督のリム・カーワイを迎え、台湾文化センター、Cinema Drifters、大福が主催となり、リニューアルして開催。2024年は5月から10月まで全7回、日本初上映となる6作品、大阪アジアン映画祭で上映され東京プレミア上映となる1作品の、合計7作品が上映されます。第1回は、5月15日(水)に慶應義塾大学日吉キャンパスにて開催され、チェン・ホンイー監督の最新作『金魚の記憶』が上映。上映後にはチェン・ホンイー監督と、文筆家 / 映像作家 / 俳優の小川紗良が登壇し、トーク・イベントも行なわれます。

第2回は、大阪アジアン映画祭で話題となった、妻の遺体を冷凍庫で保存しようとする夫と、その家族の姿を16㎜フィルムの美しい映像で綴った『春行』を上映。本作は、2人の新人監督・ポン・ズーフェイ(彭紫惠)とワン・ピンウェン(王品文)監督による低予算のインディペンデント映画ですが、世界4大映画祭のひとつサン・セバスティアン国際映画祭2023にて最優秀監督賞、シンガポール国際映画祭にて最優秀脚本賞、最優秀女優賞を受賞した注目作です。

また、上映後にはポン・ツーホイ監督、ワン・ピンウェン監督がオンライン登壇、工藤将亮監督が会場に登壇してトーク・イベントも実施。工藤監督は最新作『遠いところ』が、カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭コンペティション部門に日本映画として10年ぶりに正式出品され、東京フィルメックス観客賞、大島渚賞、日本映画批評家大賞を受賞する注目の映画監督。ベルリン国際映画祭に参加した際に、工藤監督とポン監督、ワン監督が知り合い交流が深まったことをきっかけに、今回のトーク・イベントが決まったとのことです。

なお、第3回は6月29日(土)『逃亡者狂騒曲』、第4回は7月21日(日)東京外国語大学府中キャンパスにて『少年と少女』、第5回は8月25日(日)『ミルクティーを待ちながら』、第6回は9月25日(水)『ニューヨーク協奏曲』、第7回は10月18日(金)『9発の銃弾』が決定しています。詳細は、台湾文化センターの公式サイトをご確認ください。

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