松本幸四郎 子供の頃に父・白鸚が紙を食べる手品を披露「めちゃくちゃ引いた」

松本幸四郎(右)と松本白鸚

歌舞伎俳優・十代目松本幸四郎(51)が10日、フジテレビ系「ぽかぽか」に生出演。親子エピソードを明かした。

父・二代目松本白鸚(81)について、幸四郎は「父がお芝居をやっている時に、役が気持ち的に少しおかしくなってきて、紙をバーっと破いて一瞬で食べちゃうっていうのがあったんですよ」と話し始めた。

その芝居をやる前に、父・白鸚は「来月のお芝居大変だから、おかしくなっちゃったよ。ちょっと来て」と当時子供だった幸四郎を呼び、紙を破いて食べるという手品を披露したという。

幸四郎は「衝撃でした。僕はめちゃくちゃ引いたみたいですから…」と子供の頃を振り返った。

一家は歌舞伎界の名門・高麗屋。家庭については「僕もけっこう昔は、親だっていわゆる役者同士だから、ライバルだから。(親を)抜かすのが、唯一の親孝行だとか思っていたんですけど。親は親なんだなって思って」としみじみ。

続けて「(親を)目指していますけど、ある意味疲れた姿を見たくない」と言い、「抜かせない。親は親で、別の存在だなと思って」と語った。

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