2025年NFLドラフトに向けてパッカーズの伝統行事を模した自転車リレーが開催

【NFL】

グリーンベイ・パッカーズの伝統行事が少し範囲を広げ、少し早めのスタートとなる。

パッカーズが現地9日(木)に発表したところによると、グリーンベイは来週から2025年のNFLドラフト開催に向けて公式にカウントダウンを始めるという。14日(火)に行われる、ドラフト開催地をミシガン州からウィスコンシン州へ引き継ぐセレモニーの一部として、自転車でのリレーが実施される予定とのことだ。

今回のイベントをテーマにした特製フットボールがデトロイトを出発し、ミシガン州ムスゴンから出航するレイク・エクスプレス・フェリーに乗ってミシガン湖を渡り、ミルウォーキー州に運ばれるところから式典は始まる。その後、フットボールは北へ向かい、グリーンベイにあるパッカーズの本拠地、ランボー・フィールド・アトリウムに到着すると同時に、来年のドラフトまでをカウントダウンする時計が披露される。

特製フットボールは、“Pedal to the Draft(ペダル・トゥ・ザ・ドラフト/ドラフトに向けてこごう)”と名付けられた自転車リレーによってグリーンベイまで運ばれる。これは、トレーニングキャンプ中に選手が子どもたちから借りた自転車に乗ってロッカールームから練習場まで移動する、という1958年から続くパッカーズの伝統行事にちなんだものとなる。今回の自転車による特別な旅路は、いくつかの主要な場所を経由しながら、ウィスコンシン州がいかにサイクリングに適したトレイルや道路に富んでいるかをアピールする目的もある。

パッカーズの社長兼CEOを務めるマーク・マーフィーは次のようにコメントしている。

「グリーンベイ・パッカーズとしては、2025年のNFLドラフトの開催準備を進める中で、NFLドラフトのエネルギーと興奮をウィスコンシン州にもたらすことを光栄に思っている。全米、そして世界中のフットボールファンがNFLドラフトに参加し、パッカーズの歴史と伝統をグリーンベイで体感することができるだろう。また、ウィスコンシン州が持つ魅力も存分に味わうことができ、ペダル・トゥ・ザ・ドラフトはその両方を盛り上げる絶好のスタートとなる」

グリーンベイは2023年の5月に2025年NFLドラフトの開催地として選ばれた。2024年のNFLドラフトを成功裏に開催したデトロイトでは、史上最多となる70万人以上のファンがイベントに参加。これを受け、タイトルタウンも最高の形で2025年のドラフトを盛り上げていきたいと考えている。

2025年のNFLドラフトは3日間の開催期間中に約25万人の来場者を見込んでおり、グリーンベイの人口は一時的に3倍近くに膨れ上がることになる。パッカーズによると、2025年のNFLドラフトはグリーンベイ市近郊だけで約2,000万ドル(約31億1,320万円)、ウィスコンシン州全体では約9,400万ドル(約146億3,204万円)の経済効果が期待されるという。

ドラフトの引き継ぎ式は、特製フットボールがレイク・エクスプレス・フェリーに乗ってミルウォーキーに到着する予定の中部時間14日11時45分に開始され、 同日18時30分頃から一般向けにカウントダウンクロックの除幕式が行われる予定となっている。

グリーンベイが主催する2025年のNFLドラフトは4月24日(木)から26日(土)にかけて開催される。

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