トランプ前米大統領の刑事裁判、口止め料払った元ポルノスターの証言終わる 時に赤裸々な内容も

ドナルド・トランプ前米大統領が不倫相手への「口止め料」の支払いをめぐって業務記録に虚偽記載をした罪に問われている刑事裁判で、不倫相手とされる元ポルノ映画スター、ストーミー・ダニエルズ(本名ステファニー・クリフォード)氏の1日半におよぶ証人尋問が9日、終了した。

前大統領は、口止め料支払いを隠すために事業記録を改ざんしたという罪状について否認している。ダニエルズ氏との性的関係も一切否定している。

ニューヨーク州地裁に証人として出廷したダニエルズ氏に対して、前大統領の弁護団は同氏がうそをついており、この件を金もうけに利用していると非難。ダニエルズ氏はこれを受けて、うそなら「もっと良かったことにしたはず」で、金もうけについては「トランプ氏と大して違わない」などと反論した。

ダニエルズ氏は2006年7月にネヴァダ州のホテルで、トランプ氏とセックスをしたのだと主張しており、法廷でもその内容について詳しく語った。

その証言内容がこの裁判の行方にどれだけ影響するかは、未知数だとされている。

BBCのサラ・スミス北米編集長が報告する。

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