ヤクルト・サンタナが来日4年目で初の月間MVP受賞「次に打つバッターに良い形で繋げることを心掛けています」

ヤクルトのドミンゴ・サンタナが10日、セ・リーグ野手部門の『3、4月度大樹生命月間MVP賞』を受賞した。「初めて受賞してとても嬉しく思います」と、来日4年目で初めての月間MVP受賞となった。

サンタナは3、4月、リーグトップの打率.348、得点圏打率.476を記録し、リーグ2位の32安打、16打点をマークした。好調の要因について「毎日準備を怠らないことが1番だと思いますし、 チームメイトやスタッフのサポートも十分あります」と説明。

具体的に試合前の準備で意識していることについて「結構単純なことなんですけど、主に感覚的なことで、その日の自分の体の確認、状態の確認だったり、室内でティーをスイングの確認だったり送ったりしています」と語った。

打点を多く挙げられている要因のひとつに前を打つオスナ、村上宗隆の存在がある。サンタナは「2人とも素晴らしいバッターですし、自分の前に2人がいて心強く思いますし、 オスナ、村上の座席を自分が見ていていろんな情報を得られるので、とても良い打順だなと思います」と感謝。

今年特に意識している数字は「特に意識しないんですけど」としながらも、「考えすぎないこと、シンプルなアプローチで打席に立つこと、次に打つバッターに良い形で繋げることを心掛けています」と“繋ぎ”の意識をあげた。

2年ぶりにリーグ優勝を目指すヤクルト。サンタナは「理想は全打席ホームラン打つことなんですけど、それは中々現実的では無いので。僅差の試合を勝てるのは強いチームの証かなと思うので、僅差の試合をモノにできたら素晴らしいかなと思います」と誓った。

(取材=ニッポン放送アナウンサー・大泉健斗)

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