「呼び水に」 玄海町長が文献調査の受け入れを表明

いわゆる「核のごみ」の最終処分場の選定に向けた「文献調査」について、佐賀県玄海町の脇山町長が10日、受け入れることを明らかにしました。

「文献調査を受け入れる決断に至りました。日本のどこかに最終処分場の適地が見つかるための呼び水となったらありがたい」

玄海町の脇山伸太郎町長は10日昼前に会見し、議会に対して文献調査の受け入れを表明したことを明らかにしました。

理由については「議会で請願が採択されたことは重い。なし崩し的に最終処分場になることはない」などとしています。

「核のごみ」の文献調査の受け入れをめぐっては、町の3つの団体が産業振興の一つなどとして町議会に請願し、先月26日本会議で採択されました。

文献調査の受け入れは全国で3例目、原発立地自治体としては初めてとなります。

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