ヘンリー王子にチャールズ国王が残酷な措置「王子を永久に漂流させる」

ヘンリー王子(ロイター)

チャールズ国王と王室幹部らは、疎遠になっているヘンリー王子を「永久に漂流させる」という残忍な措置に動いているという。英紙ミラーが10日に報じた、

ヘンリー王子は8日にロンドンのセントポール大聖堂で行われたインヴィクタス・ゲーム10周年記念の礼拝に単独で出席したが、チャールズ国王やウィリアム皇太子との対面は実現しなかった。しかも同日、国王はヘンリー王子が王室を離脱しなければ、就任が確実視されていた陸軍航空隊大佐にウィリアム皇太子を任命した。

王室作家のトム・クイン氏は、この日を選んで王室の〝残酷〟なタイミングの発表に反応し、今回の発表はヘンリー王子に対し「もう本当に歓迎されていない」ことを示すためだったと主張した。

さらに同氏は「ヘンリー王子は、王室の一員としての功績ではなく、人間としての功績で判断された軍隊時代を、人生の中でも稀に見る幸せな時間だったと感じている」と語りつつ「数少ない重要な役割の1つが、ヘンリー王子自身が宿敵(皇太子)と呼んだ人物に引き継がれた。彼の過去の人生との最後のつながりは断たれ、彼は永久に漂流されることになる」と指摘した。

クイン氏は、今回の件がヘンリー王子にとって「痛烈な衝撃」だったと述べ、国王がヘンリー王子の「裏切り」に対して明確なメッセージを送るタイミングを選んだ可能性があるとほのめかして「この発表は、ハリーが最大限の影響を与えるために意図的に行われたものだ。彼は本当にもう歓迎されていません」とまで断言した。

和解どころか王室から〝決定打〟を放たれたヘンリー王子は、どこへ向かうのか。

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