衣笠 壁面装飾 明るい地下道 三浦学苑高がパネル設置 横須賀市

同校美術部の松本さん(右)と高橋南々美さんが制作の中心を担った

衣笠十字路の地下道に、三浦学苑高校の美術部生徒らがデザインした壁面装飾パネルが5月2日から掲出されている。衣笠地域の町内会や商店街などの代表らでつくる「衣笠地域運営協議会」が地下道のイメージアップに繋げる狙いで同校に協力を求めた。

かねてから同地下道は「暗くて不安」などの声が利用者から挙がっており、同協議会は2015年頃から壁面装飾パネルの他に、定期的な清掃やアロマオイルを設置するなどして、利用者の安心感を高める取り組みを進めてきた。

今回はその一環で行われ、これまで児童養護施設の春光学園や衣笠小学校にもパネルの装飾を依頼。現在は計5枚が掲出されている。同高校は2019年にもパネル2枚を制作していたが、経年劣化が進んでいたため、そのうちの1枚を新調した。

三浦一族の居城であった衣笠城を背景に架空の商店街を描いたデザイン。制作の中心となった松本奈々さん(2年)は「にぎやかなまちをイメージした。多くの人に見てもらいたい」と話している。

同協議会事務局の高橋利明さんは「これからは市内の他の学校にも協力を仰ぎ、明るい地下道を目指したい」としている。

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