熊本・御船町で4月8日、盆栽専門店「雅松園」で盆栽が盗まれる事件が発生した。盗まれた33点の盆栽の総額は1880万円に上り、オーナーは犯人の特徴について「高額な盆栽をピンポイントで狙っていた」と話している。
33点の盆栽が盗まれる
熊本・御船町で8日午前1時半ごろ、腰をかがめ忍び足で近づき、高額な盆栽を持ち去る“盆栽ドロボー”がカメラに捉えられた。
“盆栽ドロボー”は、ずらりと並べられた盆栽をじっくりと品定めしながら、次々と店の外へと盗み出していく。
被害に遭ったのは、盆栽専門店「雅松園」で、警察によると、盗まれた盆栽は33点におよび、被害額は1880万円相当に上るという。
雅松園・佐々木勇星オーナーは「勝手に入ってきて、勝手に持って行って、勝手に売るんでしょうから、とにかく早く(犯人が)見つかって、できるなら何かしてやりたい、怒りがある、腹が立つ、それだけですね」と話している。
高額な盆栽ばかり盗難
この“盆栽ドロボー”の手口について店のオーナーは、ある特徴があるという。
雅松園・佐々木勇星オーナーは、「高額なモノからピンポイントで盗んできたんじゃないかなと。防犯カメラを見れば見るほどイライラしてくるので、あんまり見ないようにしているんですけど、ちゃんと自分で稼いで買っていってほしい」と話す。
盗まれたのはどれも高額な盆栽ばかりで、値段を目利きする知識があったとみられる。
警察は“盆栽ドロボー”について、情報提供を呼びかけている。
情報提供は、「御船警察署(096-282-1110)」まで。
(「イット!」 5月9日放送より)