古川雄大主演「コトコト~おいしい心と出会う旅~」“富山編”の制作開始。山中崇が主人公の父親役に

古川雄大が主演を務め、NHK総合・BS4Kで2024年度の冬に放送予定の特集ドラマ「コトコト~おいしい心と出会う旅~」(日時未定)。既に発表されている「新潟編」に続く、「富山編」の制作が開始。新たに山中崇の出演が発表された。

「コトコト~おいしい心と出会う旅~」は、全国各地が舞台の心にしみわたる人情グルメドラマ。その土地で生きる人々のパワーや優しさ、そして土地に根ざした食材や料理に触れることで、少しずつ生きるエネルギーが満たされていく、ゆったり、ほっこりできて、明日ちょっと頑張ろうと思えるオリジナル作品だ。

主人公は、日本全国の魅力的な食材を探して旅をする、百貨店のバイヤー・結稀宏人(古川)。全国を巡る仕事は1人でできるため少し気楽だと思っていた宏人は、はからずも地域の人と深く関わっていくことになる。宏人の趣味は、地方で見つけた魅力的な食材でスープを作ること。スープには不思議な温かさがあり、旅先で出会う人々は彼のスープに癒やされ、心が軽くなる。

既発表の「新潟編」、今回発表の「富山編」、両方に出演する山中が演じるのは、宏人の父・結稀芳人。幼少期に母を亡くした宏人にとって、かけがえのない存在だ。宏人がスープを作ることに特別な思いを抱くのは、幼少期の父との思い出が深く関わっている。

山中は「振り返れば、その背中に憧れていたのかもしれない。好きだった時も、嫌いだった時もある。かつて父に抱いていたいつかの自分を重ね合わせながら、父と息子の関係を紡いでいけたらと思います」と作品に臨む思いを伝えている。

今回の舞台は、富山県射水市。百貨店バイヤー・宏人がやってきた射水市は、日本海に臨む新湊漁港を訪れると、仲買人の遥来と漁師の壮太の幼なじみ2人が、地元の魚の売り出し方をめぐってもめていた。宏人は、富山の魅力を伝えたいという遥来に案内されて食材探しへ。ところが、海や山の食材を試すも「これが富山だ」というものはなかなか見つからない。そんな中、遥来と壮太をめぐる2人の過去の出来事が明らかになる。

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