「32歳でテニスに別れを告げた」人気女子選手ジョルジの現役引退をイタリアテニス連盟が発表<SMASH>

今春はテニス選手の引退が数多く発表されている。

女子ではガルビネ・ムグルサ(スペイン)やアリゼ・コルネ(フランス)、男子ではディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)など、トッププロの名にふさわしい選手が次々をラケットを置く決断をしている。

そして今回は、力強いプレーに加えて、SNSでも高い人気を誇る女子選手、カミラ・ジョルジ(イタリア)が、すでに現役を退いていることがイタリアテニス連盟(FITP)から8日に発表された。

現在32歳のジョルジは5歳でテニスを始め、2006年にプロデビューし、15年のリベマ・オープンでツアー初優勝。ケガに悩まされることも多かったが、その後3大会でタイトルを獲得した他、18年のウインブルドンや21年の東京五輪でベスト8入りするなどの活躍を見せ、世界ランキングは18年にキャリアハイの26位をマークした。
そんなジョルジだが、今年3月の「マイアミ・オープン」2回戦でイガ・シフィオンテク(ポーランド/世界1位)に敗れて以降はツアーに参戦せず。ファンの間で人気だったインスタグラムも同月以降は更新されなくなっていた。

そんな矢先にFITPによって「カミラ・ジョルジが32歳でテニスに別れを告げた」という一文が発表され、引退したことが明らかになったのである。

可憐なルックスとは裏腹にコートではアグレッシブなプレーを繰り広げ、ファンを魅了してきたジョルジ。東京や大阪でも何度かプレーし、日本でも人気だっただけに突然の引退発表に悲しむファンも多いようだ。

なお、現時点では現役を引退する理由が明かされていない。果たして何が原因なのか…。彼女自身によるメッセージの発信が待たれる。

構成●スマッシュ編集部

© 日本スポーツ企画出版社