設定は宇宙人の「おうしゅうたろう」爆誕 詳細は公式インスタで随時公開 漫画家・吉田戦車さんデザインで初の公式マスコットキャラ 役所のお堅いイメージ払拭へ 岩手・奥州市

岩手県奥州市で初めてとなる公式マスコットキャラクターが10日、お披露目されました。地元出身の漫画家・吉田戦車さんがデザインした、その名も「おうしゅうたろう」です。

市の若手職員によるプロジェクトチームが「奥州市に住み着いた宇宙人」をコンセプトに奥州大使を務める吉田さんに依頼したところ、出来上がったのが「おうしゅうたろう」です。
吉田さんによると、大まかなイメージの基はアテルイなど蝦夷と呼ばれる先人なのだそうです。濃い眉毛のある犬のような動物で後ろ足で立つ姿がデザインされています。赤色の前掛けは市章がプリントされ、楕円形の冠のようなものが額にあり、右手に南部鉄瓶を持っています。
キャラクターの名称は市内在住の小中学生から公募し、356点の中から選ばれました。また、「穏やかで楽観的」な性格で、好きな食べ物は米の「ひとめぼれ」といったプロフィールも設定されています。

10日はプロジェクトチームのメンバーが市役所で記者会見をして、市としては初めてとなる公式マスコットキャラクターが披露されました。メンバーの20代から30代の若手たちは「市役所の堅いイメージを取り除き、市の魅力を発信したかった」と制作の経緯について説明しました。
謎多き「おうしゅうたろう」の詳細については今後、市のインスタグラムで随時公開されるということです。さらに着ぐるみを作ってイベントでのPRも検討されています。

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