子どものスマホ利用 アクセス制限機能の利用が増加 岡山県

岡山県教育委員会が子どものスマートフォン等の利用に関する2023年の実態調査をしたところ、「フィルタリング」「ペアレンタルコントロール」といった管理機能を利用している割合が増えていることが分かりました。

フィルタリングを設定している割合は、小学生49.7%、中学生47.3%、高校生42.6%で、前年調査より3.7~7.7ポイント上昇しました。

ペアレンタルコントロールを利用している割合は小学生39.2%、中学生34.4%、高校生15.7%で、前年調査より3.6~7.3ポイント上昇しました。

「スマホ利用に関して家庭のルールを決めている」と答えた児童・生徒の回答として多かったのは、「使う時間について決めている」で、次いで「知らない人からのメールに返信しない」「他人が傷つくような書き込みをしない」「困ったときは保護者に相談する」などでした。

一方、「ネット利用で不安を感じたことがある」と答えた児童・生徒の理由として多かったのは、「睡眠不足や視力低下」で、次いで「コミュニケーションサービスでの人間関係」「自分の書き込みについて後から悩む」「自分の悪口を書かれていないか心配になる」などとなっています。

「ネット利用によって嫌な経験をしたことがある」と答えた割合は小学生5.3%、中学生6.6%、高校生4.4%で、いずれも前年調査より減っています。

調査は2023年12月に行い、小学4年~高校3年までの児童・生徒あわせて7091人から回答を得ました。

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