愛媛県今治市で綿花生産を手がけるしまなみコットンファーム(加地敏勝社長)の農場を拠点に、国産綿製品の拡大に取り組む「しまなみコットンプロジェクト」が10日、始まった。実施するメーカーズシャツ鎌倉(貞末奈名子社長)=神奈川県=によると、初年度はドレスシャツ600枚分に相当する約250キロの収穫を見込む。
同プロジェクトは、原料の栽培から製品の縫製まで一貫して国内で完結させ、繊維業の振興、環境負荷の軽減も目指す。同ファームの苗を用いた岡山や神奈川産の綿も加え、2025年秋には「しまなみコットン」のタグが付いたドレスシャツ1千枚を売り出す予定。