Switch 2はコントローラーにマイク内蔵か。発売は2025年4月以降に?

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任天堂は「Nintendo Switch後継機種」の存在を認めたが、いつ発売するか、どのような仕様かは言及していない。続報となるアナウンスも「今期中」に行うというに留めており、それ以上は何一つ明かさない構えである。

とはいえ、様々な情報源から「スイッチ2」(仮称)の噂話は数多く届けられてきた。それに続き、発売時期、搭載RAMおよびストレージ、コントローラーやディスプレイに関する新たな予想が登場している。

2025年4月以降に発売?

まず発売時期については、2025年4月以前となる可能性は少し低くなった。なぜなら、任天堂の古川社長が決算説明会にて「当期(2025年3月期)の予想販売数量には、Nintendo Switch の後継機種は含めていません。」と述べたからだ。数日前の「2025年3月に発売」説とは、真逆の方向である。

もっとも、これは2025年3月末までに発売を確約しないと示唆したに過ぎない。古川社長は現行スイッチにつき「通期で1350万台というハードウェアの予想販売数量」を目指すと発言。後継機種の発売時期をぼかすことで、旧モデルの売上にブレーキを掛けないよう配慮したとも解釈できる余地がある。

ほかスイッチ2に関しては「現時点では一昨年までのような半導体部品等の供給不足は起きていないことから、半導体部品等の供給が後継機種の発売に際して大きな問題になることは想定していません」ともコメント。発売当初の初代スイッチのような、品薄にはなりにくそうではある。

搭載RAMは12GB、ストレージは256GBの可能性

次に、任天堂のゲーム機・ソフトに関するフォーラムFamiboardsのメンバーLiC氏は、任天堂やNVIDIA、ほか関連企業間の出荷リストを追跡し、スイッチ2のあり得る仕様を導き出したと主張している。

それは12GBのRAM=転送速度7500MT/sの6GB LPDDR5Xモジュール×2と、内部ストレージは256GBのUFS 3.1を使う可能性があるというものだ。この構成は、Pixel 8a等のスマートフォンと近い。

PS5やXbox Series Xに及ぶものではないが、現行スイッチ(有機ELモデル)がRAM 4GB、ストレージ64GBであることと比べれば、大きな飛躍ではある。もっとも、物流から推測した数値に過ぎないため、過度の期待は禁物だろう。

コントローラーにはマイク内蔵、画面サイズは8インチ程度

リークアカウントCentroLeaksは「製造現場」からのリークとして、追加の噂話を投下している。それによれば、スイッチ2本体およびコントローラーにはマイクが搭載されるとのこと。もし実現すれば、ファミコンのIIコントローラーの再来であり、「ハドソン!」と叫ぶYouTuberm現れそうではある。

さらに流出したパーツを元に作成したスイッチ2予想CGと、スイッチ有機ELモデルおよびSteam Deckの大きさを比較し、画面サイズは8インチ程度だと示唆しているようだ。

これは、複数の情報源から届いた予想とも符合している。直近では、スペインのニュースサイトVandaがスイッチ2を「触る」ことができた人物の証言として(任天堂が機密を守るため、不透明な箱に入れていたと主張)Steam Deckより小さいがスイッチよりは大きいと伝えていた。

任天堂が「Switch後継機種」を準備中だと認めたことから、すでにサプライチェーンへの部品発注や、組立て業者の手配は始まっている可能性が高い。今後、そうした製造現場から情報が加速度的に流出してくるのかもしれない。

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