「ゴルフを楽しめた」 沖学園高3年の藤本愛菜、アマチュアながら首位に2打差の好発進【RKB×三井松島レディス】

9番、ティーショットを放つアマチュアの藤本愛菜(撮影・西田忠信)

◆RKB×三井松島レディス第1日(10日・福岡県福岡CC=6305ヤード、パー72)、賞金総額1億2千万円、優勝2160万円、出場108選手=アマ4、晴れ、気温25度、北北西の風4・9メートル、観衆2436人

福岡・沖学園高3年のアマチュア、藤本愛菜が5バーディー、2ボギーの69で回り、首位と2打差の9位タイで好発進した。ショットとパットが安定し、5番(パー4)から3連続バーディーを奪取。「緊張もあったが、ゴルフを楽しむことができた」とほほ笑んだ。

福岡県小竹町出身で2022年に九州女子アマ選手権を制した。23年には日本女子アマ選手権で2位。同年11月の大王製紙エリエール・レディースでは大会初日にホールインワンを達成し、今年1月に日本ゴルフ協会(JGA)の女子ナショナルチームメンバーにも選ばれるなど、着実にキャリアを積んでいる。

上田桃子や渋野日向子らが師事する辻村明志氏に指導を受け、今大会はキャディーを務めてもらっている。「以前はパットを感覚で打っていたが、イメージやラインの読み方がすごく良くなった」と手応えを語る。

目標とする女子プロゴルファーは上田と吉田優利。今年2月には2人が宮崎県で行った合宿に参加して「スイングや(パットの)イメージの仕方を教えてもらった」という。

「この大会はスコアより経験」と語る17歳の照準は秋のプロテスト。「徐々に調子を上げていけば合格できる。いい感じでテストに挑みたい」と意気込んだ。(山崎清文)

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