ピン芸人になっても「地方が好き」は不変…渚さんが玉野市を好きな理由【中塚美緒のライブトーク】

いま旬な人や話題の人に直接会って話を伺う中塚美緒のLiveトーク。今回のゲストは玉野市の観光大使で、2024年3月、お笑いコンビ・尼神インターを解散しピン芸人となった渚さん(39)です。

4月から公開されている玉野市の観光PR動画。渚さんが玉野高校の生徒と一緒に作成したサイクリングマップ片手に海沿いや田園風景などを自転車で旅します。今回は玉野市に来ると必ず宿泊するという「KEIRIN HOTEL 10」のレストランで撮影の裏側などもたっぷり伺いました。

(中塚美緒アナウンサー)
「観光PR動画できましたね」
(渚さん)
「玉野高校とタッグを組んでサイクリングマップを作ったんですよ」

Q:実際、高校生がピックアップした場所はどうだった?
(渚さん)
「地元の人ならではの、ここの一角がいいですよみたいな所も細かく書いている。インターネットでは出てこない所もサイクリングマップにはある。そこをぜひ見て欲しい。(玉野市北東部の)「番田(ばんだ)の立石」には行ったことないから初めて教えてもらって行きたいなと思った。撮影日は寒かったけど天気が良い日でメチャ気持ちよかった。玉野市は自然もいっぱいあるから、自転車乗っているだけで良かった。癒やされた」

Q:渚さんが乗った赤い自転車はアート作品のよう…
(渚さん)
「宇野駅で自転車を借りられるが、自転車の後ろに名前がついている。元々ある船の名前。私は赤い自転車に乗っているが、他の自転車には別の船の名前が付いている。これは見どころ。自転車を借りた時にぜひ見てほしい」

玉野市の魅力にどっぷりハマっている渚さんですが、出身は兵庫県尼崎市で、もともと玉野市とは何の縁もありませんでした。

■人生の転機
転機はコロナ禍真っ只中の4年前。映画「渚のバイセコー」の撮影で玉野市を訪れた時にある出会いがありました。

(渚さん)
「(撮影で)船を借りた。船を貸して下さったご夫婦が、船は貸したいがちょっと心配、不安があると。東京から人が来る事を、コロナ禍の時には嫌がる人もたくさんいた。心配だし。でも「玉野のためだから」と船を貸してくださって、撮影をした。真夏の暑い中同行してくれて。そのお母さんが麦わら帽子をかぶっていたが、その帽子を「暑いでしょ」と貸してくださった。コロナ禍で心配もあったという夫婦が、そこまでしてくれるという…私が最初に(玉野市を)好きになったきっかけは“人”です」

(中塚美緒アナウンサー)
「人の温かさ」
(渚さん)
「はい、そこからですね」

その後プライベートでも玉野市を訪れるようになり、2023年、観光大使に就任。実は渚さんは茨城県日立市の観光大使も務めていて、それぞれ街の特産品を掛け合わせたクラフトビールを企画するなど双方の街を盛り上げようと奮闘しています。

(渚さん)
「ラベルは私がデザインしたもの」
(中塚美緒アナウンサー)
「お魚人間みたいなのが…」
(渚さん)
「なんやねんそれ!待ってくれ。どれや?これはヤンキーや!陸におるやん。何なん?日立市と玉野市はやんちゃな人が多いと聞いてヤンキー書いた」
(中塚美緒アナウンサー)
「なるほど!すみません!」
(渚さん)
「天才なん?お魚人間っていう表現」

愛のあるツッコミ、いただきました…!気を取り直して、いただきます!

(中塚美緒アナウンサー)
「ワインみたいな色」
(渚さん)
「シャンパンみたいな、色味がね。メッチャ良い色出ているんですよ」
(中塚美緒アナウンサー)
「飲みやすい。すごく爽やかで、最初ちょっと甘みを感じた。フルーツ?」
(渚さん)
「リンゴやからだと思います。あと紫芋のコクがあって」
(中塚美緒アナウンサー)
「後からイモのコクがきました」

玉野市と日立市はもちろん「地方が好き」と語る渚さん。全国を飛び回る活躍を見せる中、2024年3月、「尼神インター」のコンビを解消しました。

Q:何か動き方など変わりそうなことは?
(渚さん)
「とにかく頑張っていかなあかん。1人になったので。吉本は劇場が多いのが強みだから、劇場にまた立てるようにとか。でも楽しいことをずっとやるという事で、コンビの活動より個々の活動が多かった。だからガラっと変わることは正直なくて。メディアに出させていただけるものは出て、それきっかけで『渚は日立・玉野の観光大使してるんだ』と興味を持っていただけるような、つながりを作っていければいいなと。そこまで追い込んでいないです。楽しくやろうという感じですね」

■人柄に迫る
(中塚美緒アナウンサー)
「ここからは渚さんの人柄に迫ってまいります。好きなカードを1枚お願いします」
(渚さん)
「紫にする。紫好きなので。『気に入っている岡山弁』!生徒さんに教えてもらった岡山弁、もんげー。ものすごいとか、すごい、メッチャって私もよく使うから、もんげー気に入ってます」

Q:教わった後に使いましたか?」
(渚さん)
「使わへんよ!岡山の人じゃないから。ずっと関西弁や!」

17年間のコンビ活動に終止符をうち、新しいスタートを切った渚さん。今後やりたい事は…

(渚さん)
「夢で言うと、日立市・玉野市に古民家を買って改装工事をして住みやすくレトロな感じにして、休みの日にみんなで泊まりに行けるような環境を作りたい。玉野、日立、盛り上げるために頑張ります!」

© 岡山放送