飯豊まりえ 舞台・ハムレットで成長実感「出てない時間のお稽古もすごく楽しかった」

会見に出席した飯豊まりえ

女優の飯豊まりえ(26)が10日、東京・渋谷のPARCO劇場で行われた「PARCO PRODUCE 2024『ハムレットQ1』」の初日会見に登場した。

シェイクスピアの4大悲劇「ハムレット」の物語には3種類の原本が存在しており、今回上演されるのは物語が凝縮された「Q1版」だ。主人公のハムレット役を女優・吉田羊が演じ、その脇を飯豊や牧島輝、吉田栄作らが固めた。

飯豊はハムレットの恋人役「オフィーリア」を演じる。お気に入りシーンにはハムレットとのすれ違いのシーンをあげ「オフィーリアがハムレットの狂気を見て変わっていく瞬間は、大切に羊さんの思いを受け止めてしっかり演じたい」と真剣な声色で語った。

舞台経験が少ない飯豊は、稽古期間について「何もかもが新鮮」と明かし「カンパニーの時間はすごく大切な時間で、千秋楽を迎えたらどんな気持ちになるんだろう」を目を輝かせて期待する。

さらに実際の稽古場では「皆さんが可能性を確かめて構築していくなかで、毎日掘っても掘っても色んなことが出てくる」と発見の日々を過ごしたようで「出てない時間のお稽古もすごく楽しかった」と自身にとって大きな成長の期間となった。

最後は「千秋楽まで良いものをお届けできるように、先輩方にしっかりとついていきたいです」と真っすぐにコメント。同舞台は11日からのPARCO劇場公演を皮切りに、大阪、愛知、福岡の各劇場で行われる。

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