りそなコエドテラス 報道陣に公開/埼玉県

 国登録有形文化財の埼玉りそな銀行旧川越支店を改修し、レストランやコワーキングスペースなどが入った施設「りそなコエドテラス」が完成し、10日、報道陣に公開されました。

 埼玉りそな銀行旧川越支店は築106年。蔵造りの街並みがある一番街の中心に位置しています。

 文化財を有効活用し、産業や観光の振興、まちの賑わい創出を通して地域経済を牽引する施設を作ろうと2020年に支店の営業を終了し、去年1月から改修工事を行い4月、完成しました。

 「りそなコエドテラス」は県産の食材を使った料理を提供するカフェのほか、新規開業を目指す人が期間限定で試験的に商品を販売するスペースなどが設けられています。

 旧金庫室は埼玉りそな銀行の前身の一つ黒須銀行の顧問を務めた実業家・渋沢栄一の書を展示するなど、ギャラリーとして活用しています。

 埼玉りそな銀行の前身の一つ第八十五銀行の旧頭取室は、食事も楽しめるレストランになりました。

 また、およそ200平方メートルのコワーキングスペースや貸会議室があり、りそなグループの社員が起業を目指す人などの様々な相談に応じるということです。

 「りそなコエドテラス」は5月15日に開業します。

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