純利益17億円 2年連続の減益 栃木銀行が決算発表 新頭取に仲田裕之常務

とちぎテレビ

栃木銀行は10日、去年4月から今年3月までの決算を発表しました。銀行単体の最終的な利益は、17億円で2年連続で減益となりました。

売り上げにあたる経常収益は、銀行単体で402億円で去年と比べて5億円、率にして1.1%の減少となりました。最終的な利益にあたる当期純利益は17億円で5億円、率にして21%の減少です。これは、支出にあたる経常費用のうち回収不能となった債権を処理するための費用が36億円と9億円増えたことなどが要因です。

グループ全体の決算では、経常収益が去年とほぼ同じ452億円で、当期純利益は20.8%減の21億円でした。今年度の業績見通しでは、グループ全体で当期純利益を36億円と増益を予想しています。

また、栃木銀行は10日開いた取締役会で経営陣の異動を内定し、2016年6月に頭取に就任した黒本淳之介頭取が会長に就任し、仲田裕之常務が頭取に昇格します。来月27日に開く予定の株主総会終了後に正式に決定します。

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