石村嘉成さんと亡き母の療育の日々を描く映画「青いライオン」 絵日記に描かれたのは…【岡山】

岡山市北区の天満屋岡山店で開催中の自閉症の画家・石村嘉成展。会期は11日・12日の2日を残すのみとなりました。

今回は、会場にも撮影風景の写真が展示されている石村さんの映画「青いライオン」への思いに迫ります。

(アーティスト 石村嘉成さん)
「ななななななんと今回は、そう、厳しくて優しい母・有希子さん役、小林章子さんの似顔絵です」

40歳の若さで病で亡くなった母・有希子さんと嘉成さんの、険しくも愛に満ち溢れた療育の日々をドラマ化した「新居浜ひかり物語 青いライオン」。石村さんも愛媛県新居浜市で行われたロケに本人の役で参加しました。

(石村嘉成さん)
「海を見ました。小林さんの衣装はとても綺麗でした。優しい母に似ているから、だから大好きだと、この表情が上手く伝わっているんじゃないかなと思います。今回の撮影はとても楽しかったです」

(父・石村和徳さん)
「障害とかあるとかないとかにかかわらず、本当にあの、ちょっと子育てに困っておられる保護者の方であったりね。それとかこう、何かに行き詰まっている何かそういうこう自分だけじゃないんだぞってことを。なんかこう、もっともっと世の中には色んなことがあって、よし!嘉成君が頑張りょんなら私も頑張ろう!とかね。まあそういうことを1人でも思っていただけたら、こんないいことはありませんね。息子も生れて来た意味があります。家内も頑張って来た意味があります」

「石村嘉成展 生きものバンザイ!」はあさって(12日)日曜日まで天満屋岡山店6階の葦川会館で開かれています。

あす(11日)午後2時からは急遽、大好評のライブドローイングの開催も決まりました。石村さんの創作風景が生で見られるラストチャンスです。

© RSK山陽放送株式会社